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健聴者・聴覚障害者問わず駆け込み寺となる日本にただ一人の聾唖の弁護士

田門 浩 (たもん ひろし)さん

趣味・特技 読書

 

職業 弁護士

   都民総合法律事務所に所属

★インタビュー★

お仕事の内容を教えてください。

→裁判を中心に仕事をしています。依頼者は健聴者8割,聴覚障害者2割。

健聴者である依頼者からの相談は、手話通訳が手話に換え、私の手話は、手話通訳を介して音声となり、依頼者に届けます。今では違和感なくスムーズにコミュニケーションをとることができます。

手話にはない法律用語が出てきても、意味を表す手話と、五十音を表す指文字を組み合わせて、

即席で意思疎通をし、法廷でも同じです。

依頼者はとことん困っているからこそ相談に来ます。

引け目を感じていたり、弁護士にどこまで打ち明けていいのか葛藤していたりします。障害をもっていて苦労しているだろうからきっと自分の気持ちを分かってくれる・・・そんなイメージをもって相談にくる方もいます。裁判の勝敗だけにとらわれて意見を押し付けるのではなく、依頼者がどこで悩んでいるのか、その話をまずは受け入れて聞き、

よい解決を一緒に考え、満足できる選択を本人ができるようにすることが大切だと考えています。

「あなただから話ができた」と言ってもらえたときはうれしかったです。

 

 

現在のお仕事を目指されたきっかけや理由何ですか?
→小学生の時に父が病死し、母子家庭で育ったので、母のように社会的に大変な人の力になりたいと思っていました。

中学2年生のときに,同じく耳の聞こえない弁護士である山田裕明氏さんを知ったのが,弁護士を目指したきっかけです。山田さんが司法試験に合格して『弁護士になって社会的弱者を助けたい』と話しているのを新聞で読み、私も弁護士を目指そうと思うようになりました。

山田さんに手紙を書き、どうしたら私も弁護士になれるのかと尋ねたところ、『一生懸命に勉強して大学に入ることが大事です』と返事をくれました。

それまでは聾学校に通っていたのですが、厳しく鍛えられたほうがいいと考え、高校は普通の学校に入りました。

 母のような弱者を助けたいという気持ちもさることながら、何よりも母を楽にさせたいと思っていました。母は、私を産んで耳が聞こえないとわかった時、心中しようと思ったそうです。母が、私を産んでよかったと言ってくれたらいいと思ってきました。

 

 

高校生、大学生時代に進路に悩んだ時、どうやって乗り越えましたか?

高校から通常学校に入学。

高校には手話通訳はおらず、周囲も互いのコミュニケーションに戸惑ったり、先生の話が聞こえないから授業内容がわからなかったりしました。

板書をノートに写し、あとは自分で問題集を解く独学で、東京大学に合格しました。

自然体で対応してきました。

 

 

田門様の実践していた勉強のコツを教えてください。
→スケジュールを綿密に作る。
2週間に1日,空白の日を入れる。
睡眠時間を毎日8時間以上確保する。
夕食前に1時間仮眠する。
早寝早起き。


進学を志す高校生へむけてメッセージをお願いします。
→可能性は無限です。